西尾維新まとめ

知ったのは,戯言が何冊か出て,本屋に平積みで並んでた頃でしょうかね.
竹さんの表紙に惹かれ,「クビキリリサイクル*1?むぅ,なんとステキなタイトルか!」と思ったものの買わず.
理由はおそらく,「青春エンタ」とゆーアオリの響きが気持ち悪かったから,だったと思われます.
ればちん『またそんなことを……じゃぁおやびんならどんなアオリをつけるんです?』
「んー……『ドキッ!シスコンだらけのイカサマミステリ☆』とか」
ればちん『絶対売れねー』

先月でしたかね,古本屋に戯言がゴッソリ並んでまして……最終巻以外は全部105円の値札がついてたんですよ.
んー,デスノで西尾株↓ってことなのか,完結から2年もたつとこんなもんなのか,それともブクマケの店員が西尾嫌いだったからなのかはよくわかりませんが,せかくなのでゴッソリと買っていくことに.
てなわけで,ここんとこずーっと西尾維新を読んでました.まとめて読むと,なんちゅーかね,痛痒い場所を掻きむしっちゃったよーな読後感がありますねぇ……

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

出だしが最高デス.シリーズ通しても図抜けてまして,こりゃまた薄いなぁ,ちゅう第一印象も吹っ飛びます.
さすがに3巻目ともなると,フーダニットもハウダニットもさっぱりとあきらめて読み進めることしばし……あぁ.やっぱり最後まで全然わかんなかったよorz.
ちゅかね,終盤でどんどん存在が大きくなる子荻ちゃんなのに,この巻では全然そんな感じがしないのはどーなのよ.(★★★★☆)
サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)

サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)

サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社ノベルス)

サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社ノベルス)

ゴッソリ買って帰ってきた後で気がついたんだけど,サイコロの下巻がないじゃん!
……しかたなく本屋に買いに行くハメに.なんだかとっても負けた気がするよ……
ちなみに,出だしはシリーズ最悪.セリフ長いっスよ兎さん.
以降の展開もなんとなくダルダルなんですが,でもまぁ,今回は珍しく,途中で大体のトリックがわかったので読後感は良好だったりします.(★★★★☆)
ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)

ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)

一転分厚い本ですけども,中身が濃くなったわけではなく,戯言の分量だけが増えた感じ.
西尾維新のキャラ立ての妙を最も味わえる巻(春日井さんがココまでステキキャラだったなんて!)だと思うんですけども,このラストは納得いかんよなぁ.
ホント,一体何がしたかったのか,わかるヒトいます?(★★★☆☆)
零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)

厳密には戯言シリーズじゃないんでしょうけどね,順番に読むならこのあたりに入れるとしっくりくる感じです.
中身は……文中にもあるとおり変態の話
ちなみに付録の四角いCDは,ドライブを破壊しそうな気がして中身が見れません.(★★★☆☆)
ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

戯言シリーズの最終章にふさわしく,巻を追うごとに話がどんどん盛り……下がっていきます(えー)
次々と梯子をかけては外す西尾サンの手管に翻弄されっぱなし.こんな展開,絶対読めねぇってば!
以下雑感
・ノイズカワイソウス
・最強キャラが百太郎*2だったなんてー!
・お前それ友情じゃなくって利用されてるだけだって気付け零崎
で,ラスト.まさに衝撃のラストでした.ありえねぇ.
ればちん『え?十分アリだと思いましたけど.……どの辺がですか?』
「だって,結局友ちんは死んじゃって,いーちゃんと直くんは末永く幸せに暮らしました.って,そんな終わり方って……」
ればちん『おやびん,あんたそれ誤読しすぎー」
(★★★★☆)
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

積読.心が落ち着いてから読みます.

装丁はもっと魔法少女っぽくしたほうが良かったんじゃまいか?

『やな主人公を書かせたら天下一の西尾維新がライトをどう描くのか』に期待してたわけですが

*1:そう読めたんだもんよ

*2:うしろの