魔道騎士アリアン 聖剣ソラリオン復活

検索結果にアダルト商品が含まれていました。アダルト商品は表示されません。

ちゅことで,リンクはありません.……かたいことゆーなよはまぞう……
そんなわけで,今回は荒神先生初にして唯一のファンタジー小説です.
ケルト神話を題材に取ったそうですが,ご本人が後書きで述べているとおり,そんなにケルトっぽくもなく……ちゅても,ケルトと言えばティル・ナ・ノーグ2ぐらいしか知らんワタシが何を言うのか,ですが.
さて舞台となるのは魔族に攻め入られて滅びそうな国.
国には武力と魔力に秀でた2つの種族がいて,優勢な武力側が魔力側を虐げてきたのですが,魔族に対してはどうにも分が悪く.
魔力側の秘宝である聖剣ソラリオンなら魔族に対抗できるやも,でも魔力側じゃぁ剣を使いこなせないしなぁ,てなわけで,武力側から女騎士アリアンが選ばれて,聖剣を取ってくることになります.
神殿に入って,ヨメとして神様を満足させれば聖剣がもらえるらしいのですが,さすがに処女のアリアンではちと荷が重い,ちゅことで,神殿の巫女さんをコーチにつけてのエロ特訓が始まります.
『あぁ,彼氏が殺されたばかりにこんなアブノーマル初体験をするハメに……許さないわ魔族!』
との思いが通じたのかどうか,見事神様のご機嫌を取って,聖剣ソラリオンを貰います.
……刀身が真っ二つに折れてましたけど.
そこで登場するのが小人の鍛冶屋.『修理してやるとも.支払いは……そうだな,前から人間の女とヤッてみたいと思ってたんだ……』
おぉ,強欲な小人とか.この辺はなんとなくケルトっぽいですなぁ.……ちゅても,ケルトといえばティル(以下略
そんなこんなで,聖剣ソラリオンを持つアリアンを先頭に魔族との最終決戦.それを迎え撃つはなんと,死んだはずの人間の騎士たち.
乱戦の中,アリアンは魔族に操られた彼氏と剣を交えます.このあと彼氏は生前の記憶を取り戻すとゆー感動のハズのシーンがあるのですが,どうやって正気に戻ったのか全く思い出せないワタシ.だって印象薄いんだもんこのシーン.まぁ,愛の力とかそんな感じじゃないスカね?
そんなわけで,彼氏の協力もあってめでたく魔族の親玉を討ち取りますが,それは同時に彼氏と再びの別れを意味しているのでした……と,荒神作品らしからぬちょいほろにがラスト.
そんなラストのせいもあるのか,はてな内でウチよりずっと前に荒神伊火流全作品レビューを書いてる変t……もとい,偉大なる先人の方とかは,このアリアンを一押しの荒神作品としてあげられてます.
ワタシの評価だと,
セシル>スカイウェブヴァルキュリア>シャランド>アリアン
の順で,やっぱ荒神先生はファンタジーは向かないのかなぁと思って,それ故に積んだっきりの『月と炎の戦記』に手が出なかったりするのですけどね.こーゆー間逆の評価が出るってのも面白いもんですねぇ.