コリン・ウィルソン『スパイダー・ワールド 賢者の塔』 ISBN:406182175X (2001/講談社)を読書中

舞台は近未来,巨大な蜘蛛が支配する地球で蜘蛛から隠れ住むように砂漠で暮らす少年ナイアルは,気球蜘蛛から隠れたり,アリジゴクに喰われかけたり,アリに追いかけられたり,オソオサリと戦ったりしながら冒険を重ね,次第にこの世界の秘密に近づいていく……
てな感じで,巨大昆虫のオンパレードな展開は虫好きにはたまらなく,また虫ギライにも(別の意味で)タマンナイ作品になってます.いやぁ,スゴイねこれー.洋モノの分厚い小説って,中盤以降まで盛り上がらないこともままあるんですが,コレは久々に序盤からガッチリつかまれまして,まだ途中までですけど読んでて楽しいですねぇ.
ただ一つ心配なのは,コリン星人・ウィルソンがコレを1985年に書き始めて,いまだ未完だってコトですか.

  • (7/14)読み終わり ★★★★☆

てなわけで,その後蜘蛛に捕まって下僕にされたりしたナイアル君ですが……
「蜘蛛に対抗するのは不可能ではない,人間にはその力がある.それは意思の力だっ!」と,コリン節全開で話は進んでいきます.力を得て,仲間を得て,アイテムを得ていよいよと……って,終り?
途中じゃーん!続きは次巻で,ってほんとに先が気になるトコで終わってるんだもんなぁ……
てなわけで,ココまでは大満足.さっそく続きを読まねば〜