秋葉原からの脱出

岡本崇史 PHP研究所 スマッシュ文庫
去年だったかなー?ラノベレーベルからポツンと出た分岐小説。後続は出ないだろうなと思ったら案の定(T▽T)。
感想を一言で言うと「おとなしい」ってことになる。ヒロインが非血縁の妹、隣のツンデレ幼馴染、腐女子お嬢様と三人いて、分岐によってそれぞれのエンディングにいくとゆーある意味手堅い構成なんだけど、ヒロインとの関係が深まるイベントがあるわけでもなく、萌えもエロも弱いので特別に感情移入できるわけでもないのがなー。
選択肢も少ない上におとなしい。ゲームブックなんだから、極端な話、街やらNPCやらヒロインの一人や二人やらがあぼーんする展開があったっていいのに、実在の街やお店のイメージが…ってことなのか、ひたすらに地味な展開が続くのはちょいキビシイですわー。
秋葉原の番人」を名乗る謎の人物に閉じ込められた秋葉原の街を探索する脱出ゲームとゆー趣きなんだけど、この番人の存在意義が最後までよくわからねーのよな。30年前からアキバに居たってことは、万世橋署のオタク狩りの頃とか、加藤がアキバで暴れた事件当時とかにも現場に居たわけで…何してたの?マジで見つめてただけなの?使えねーよな番人…
アキバの地図もついてて観光ガイド代わりにもなるくらい実在の街を再現してる…らしいんだけど、日本の果てに住んでいるワタシにはよくわからないのでした。なにしろ、ワタシがアキバに行ったのってまだメイドさんが居なかった頃だよもん。

↓そんなわけで分岐チャートもどき。文章の切れ目で必然性の無いパラグラフジャンプをさせられるトコがやたら多いのもマイナスですねぇ
01適格者→02さくら→25千佳→42着替え→24プラン→14改札→19あやめ↓
 27腐女子→45ジョーカー→38書泉→35三木→06メロン→21あん→32スマホ→43手分け↓
 34メール↑
 36↑
 23↑
18千佳↓
08さくら↓
09あやめ↓
12ハーレム↓
 07北↓
 11電気店
  44手分け↓
  16無線→33思い出END
 05敗北END
 03あん→26焼肉END
13番人END
10→37リア充END
  29圏外→30時間切れ↑
  41正体→04姿→17殴り合い→28引率END
 39過去END
 40富士→31非血縁END
20一人生還END
15メール→22ドトールEND