前回のエントリがあまりにもウェット過ぎたので

えろマンガの話でもして中和しよう。(何故?)
成年漫画(エロ漫画)に付き纏う大きな三つの壁 - karimikarimi
これは良エントリ。
マンガ読みとしては半端モンで、評判を聞いてサブカルマンガにも手を出すけれど半分以上にダメ出ししちゃうワタシですが、アレすぎると名高い氏賀Y太あたりは押さえておいたほうがいいのかなと思ったりしました。
……読んだら激しく後悔しそうな気もしますが。

成年漫画(エロ漫画)には名作が多数存在する。
面白い漫画が一杯ある。
にも関わらず、漫画読みと自称する人でさえ、それを認め無い人がいる。

と、ゆーことでいろいろ考察されてますが。
うーん、もっと単純な話で……
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てことで、同じくエンタメで、同じく漫画ではあるんだけど、そもそものカテゴリーが違うと思うよ。
いやもちろん両方読む人がいるのはいいんだけど、両者の間を簡単に超えてしまうと、故・すぎ恵美子先生の「繋がったままこんな街中歩くなんて、頭がフットーしそうだよおっっ!」で名高い『げっちゅー』のよーにダメなほうで伝説と化してしまったりするんじゃないかと。
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まぁなんだ、半端な漫画読みとしては、この辺のカテゴリーを越えてきた作家さんにものっそ興味があったりして、その辺はよく読んでるかも。
たとえば大暮維人は一般誌で乳漫画描いてるときも、えろ漫画誌で乳漫画描いてるときもどっちにしろストーリーが破綻しがちだなぁとか、平野耕太ヘルシングと同じ絵柄でえろ漫画描いてんのか、無理だよ!と思ったり、黒岩よしひろは少年漫画描いてもえろ漫画描いてもどっちも微妙なんだなぁ、と感心したり。
この辺では、作品が出るごとに女体が畸形化していった見田竜介がどんなえろ漫画書いたのかに興味があるんだけど、残念ながらその本を見かけないのよな。
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あとはアレですね、古くはあさりよしとおから始まって、古賀亮一結城心一といった、えろ漫画誌でギャグやってた面々は異様に面白いですよね。
えろ漫画誌だと絶望先生ではボツになるようなネタでも使えるとゆー利点はあるんだけど、同時にそんなもん求めてない客を笑かすという厳しい環境でもあるわけで、ここで生き残った作家さんは強いのかなぁと思ったり。
ちゅかあさり-古賀/結城の間がごっそり開いている気がするんですが、この間に誰か注目するに足る作家さんって誰かいましたっけ?